新規開拓の電話では、担当者と話す前に「受付」で止められてしまうことがよくあります。「営業のお電話はお断りしています」「担当者は不在です」と言われ、なかなか先に進めないという悩みは、インサイドセールスの現場で多く聞かれます。

受付の方は、会社にとって必要な電話とそうでない電話を見分ける役割を担っています。この記事では、受付の立場を理解したうえで、担当者につないでもらうためのコツと、よくある対応への切り返し方を解説します。

受付で断られやすい電話の特徴

  • 用件がわかりにくい:何の電話なのか、誰につなげばよいのかが伝わらない。
  • 一方的に売り込む:受付の方に商品の説明を始めてしまう。
  • 相手の会社を調べていない:部署名や事業内容を理解していないことが伝わる。
  • 話し方に余裕がない:早口や不自然な丁寧さで、警戒されてしまう。

受付を突破するためのコツ

用件を短く、具体的に伝える

「〇〇部のご担当者様に、△△の件でご連絡しました」のように、つないでほしい部署と用件を短く伝えます。受付の方が「どこにつなげばよいか」を判断しやすくなります。

相手の会社に関係のある話題にする

「御社の採用ページで営業職を募集されているのを拝見し」「先日のプレスリリースで新拠点の開設を拝見し」など、相手の会社に関わる具体的な理由を添えると、一方的な売り込みではないことが伝わります。事前の情報収集はターゲットリストの作り方でも解説しています。

受付の方に敬意を持って接する

受付の方は、断るのが仕事ではなく、適切に取り次ぐのが仕事です。名前を名乗り、丁寧に話し、お礼を伝えることで、印象は大きく変わります。

担当者の名前や部署を確認しておく

担当者の名前がわかっている場合は、名前を伝えて取り次ぎをお願いする方が、つないでもらいやすくなります。名前がわからない場合は、「どなたにお話しすればよいか」を受付の方に相談する形で聞く方法もあります。

よくある対応と切り返しの例

受付の対応切り返しの例
担当者は不在です「承知しました。お戻りの時間帯を教えていただけますか。改めてお電話いたします」
営業のお電話はお断りしています「承知しました。ご担当の方にご判断いただけるよう、資料をお送りしたいのですが、送り先を教えていただけますか」
どういったご用件ですか「〇〇部の皆さまの△△に関する情報提供でお電話しました。1分ほどでご判断いただける内容です」
メールで送ってください「ありがとうございます。どちらのご担当宛てにお送りすればよいか、お名前を伺えますか」

断られた場合も、無理に食い下がるのは避けましょう。次につながる情報(戻り時間、担当者名、資料の送り先)を得ることを目標にすると、会話が前向きに終わります。断り文句への対応はインサイドセールスの切り返しトークもあわせてご覧ください。

受付突破以外の方法も組み合わせる

  • 手紙やメールを先に送る:事前に資料を送り、「お送りした資料の件で」と電話すると、用件が伝わりやすくなります。
  • つながりやすい時間帯を選ぶ:始業直後や昼休み前後など、担当者が席にいやすい時間を記録から見つけます。
  • オンラインの接点を活用する:セミナーやSNSなど、電話以外の接点から関係をつくる方法もあります。

よくある質問

Q. 担当者の個人名がわからないときはどうすればよいですか?

A. 公式サイト、プレスリリース、セミナーの登壇情報などから調べられる場合があります。わからない場合は、部署名と役割で取り次ぎをお願いしましょう。

Q. 何度電話しても不在と言われる場合は?

A. 時間帯を変えても状況が変わらない場合は、メールや手紙など別の手段に切り替えるか、一定期間をあけてから再度連絡しましょう。

まとめ

受付突破のポイントは、用件を短く具体的に伝えること、相手の会社に関係する理由を添えること、受付の方に敬意を持って接することです。断られても次につながる情報を得ることを目標にし、手紙やメールなど他の手段も組み合わせることで、担当者と話せる機会を着実に増やせます。

トークやヒアリングを実践的に学びたい方へ

インサイドセールスコンソーシアムの講座では、受付対応や切り返しを含むトークの組み立てを、ロールプレイングを通じて身につけられます。

検定・講座の詳細を見る | 無料で資料を請求する